臨床研修コース|臨床研修支援事業

臨床研修の魅力

家庭医療研修の目標は、診療所で遭遇する一般的問題に親しみ、継続した診療、良好な医師- 患者関係を経験する中で、医師としての基礎的な診断能力に欠かせない病歴や身体診察による情報収集能力、医療面接技法、一般的な症候や健康問題への対応能力を養成することにあります。また、将来的に家庭医を目指す人にとっては、早い段階での家庭医としてのアイデンティティ形成、家庭医療専門研修の基礎を築くことにもつながり、各研修中に家庭医療の側面も常に意識することで、2年目の研修に一貫性を与えることも可能となります。

1 | 臨床研修プログラムとは?
2 | あなたの適正を調べます!
3 | 臨床研修からでも学べる家庭医療・総合診療とは?
4 | 先輩16人に聞いたプログラムの魅力
5 | 帯広ライフの紹介

1 | 臨床研修プログラムとは?

北海道家庭医療学センターでは、帯広協会病院総合診療科に、2016年から家庭医療指導医、家庭医療・総合診療の専攻医が在籍しています。以前から臨床研修にも力を入れていた十勝・帯広の急性期病院ですが、総合診療科の新設とともに初期研修の定員も増え、現在は8名に。先輩専攻医も増えて屋根瓦方式となることで教育パワーがアップしている病院です。

臨床研修プログラム2年間について

1年目

  • 消化器内科、循環器内科、総合診療科を2ヶ月ずつローテートする内科研修
  • 2ヶ月の救急研修
  • 当直は、月3~4回を目安に調整しています。
  • 自由選択は2年間で10ヵ月で、1年目で2ヵ月の自由選択が保証されているわけではありません。(増える場合も減る場合もあります。)

2年目

  • 精神科は、大江病院または国立病院機構帯広病院精神科で1ヵ月、地域医療研修は北海道家庭医療学センターの各診療所をはじめ十勝管内や協会病院関連の施設で経験できます。
  • 自由選択の10ヶ月があります。

HCFM 臨床研修ローテート(例)

2 | あなたの適正を調べます!

向いている人

  • 家庭医療・総合診療、循環器内科、消化器内科、小児・周産期、スポーツリハ・整形に関心がある
  • 2次救急で救急医療・外傷・小外科を経験したい
  • 症例に丁寧に向き合い、学習時間も確保したい
  • 自由度の高い研修が好みで、一緒に臨床研修・システムを作っていきたい
  • ガンガン症例を経験して、ガツガツと研修を行いたい
  • 三次救急やICUまで初期で研修したい(三次救急として帯広厚生病院との研修提携もあります)

3 | 臨床研修からでも学べる家庭医療・総合診療とは?

家庭医療指導医との定期的な振り返り

総合診療科ではもちろん、2年間を通して定期的な振り返りの時間を確保します。

  • 研修にとって大切なのは臨床経験だけではありません。経験からの学びそのものが上手になることが大切です。
  • そのために、研修目標を立ててその評価とフィードバック、研修の環境やメンタルのサポートも行う振り返りを定期的に実施します。

Half-Day-Back
そこにいるだけで家庭医になれる教育診療所、それが更別村国保診療所です

総合診療科創設以後、臨床研修の質をより高めることに取り組んでおり、その目玉の1つとして2018年度より、希望者には各科ローテ中でも「隔週半日」の更別村国保診療所での「ハーフ・デイ・バック」研修を始めました。

外来研修を中心に行っておりますが、最も特徴的な教育コンテンツの1つが「ビデオレビュー」によるフィードバックです。病院・診療所のセッティングは違えどHCFM指導医の一貫した教育を受けられ、大きな病院の臨床研修ではなかなか得られないかつ医師としてぜひ身につけて欲しい項目を学ぶ場です。楽しみにご参加ください。

家庭医療レクチャー

堀哲也先生はじめ指導医、専攻医が家庭医に必須の概念(患者中心の医療、家族志向型ケア等)や臨床の基礎となるレクチャー、担当症例のX線検査やCT検査所見について振り返りディスカッションする画像カンファ、などを織り交ぜながらが毎週レクチャーを行っており、初期研修医のアウトプットの場としても機能しています!

4 | 先輩16人に聞いたプログラムの魅力

帯広協会病院在籍・経験の16人に聞きました!
5つの魅力『き・よ・う・か・い』

急性期から在宅復帰までの幅広い多様な患者さんを受け持つことで基本的な臨床能力が1例1例じっくり身につけられる環境です。自己学習の時間や、研修医対象のレクチャーなども充実しています。総合診療科は自由度が高く、バタバタ・ガツガツ派にも、丁寧派にも対応可能な研修です。

横のつながりが豊かで指導の手厚い研修医ライフが過ごせます。研修医同士、チーム感を作って切磋琢磨でき、コメディカルとのつながりや科の敷居の低さが魅力の病院です。

上の先生が北海道家庭医療学センターの家庭医療指導医や専攻医の先生達です。総合診療科の研修は医師の基本を学ぶにはとっても勉強になります! そしてどの科の先生も教育に手厚く、看護師さんや技師さんなどのコメディカルも若い・明るい・元気・優しい、そして優秀でいろいろ教えてくれます!

家庭医療を初期から学ぶためのハーフデイバックや家庭医療レクチャーが充実しています。ハーフデイバックは病院から南に45分の更別村診療所です。複数の家庭医がいる教育診療所です。歴史と実績のある北海道家庭医療学センターの、過ごすだけで家庭医療が学べる診療所に毎週通って学ぶことができます。

一番大切な生活研修環境、そして待遇面の充実。「十勝晴れ」と呼ばれる晴れの日が多く、冬場でも青空が広がる日が多いのが十勝の特徴です。十勝の食・スイーツは美味しく、休日は近場で本格的なアウトドアや温泉が楽しめます。また研修の自由度と給料が高い! のも魅力で、自分で自分の研修を作ることが可能です!

5 | 帯広ライフの紹介

研修施設のある帯広市周辺には、広大な大地、菓子王国とかちのスイーツ、植物成分豊富なモール温泉など、日々の疲れをリフレッシュできる自然と食に満ち溢れています。

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北海道社会事業協会帯広病院 総合診療科

〒080-0805
帯広市東5条南9丁目2番地
TEL 0155-22-6600 FAX 0155-24-7076

平成13年には地域周産期母子医療センターとして認定を受け、帯広、十勝圏域の基幹病院としてその役割を担っている、300床の初期臨床研修病院。帯広・十勝地区における代表的な急性期医療を担う病院として、豊富な臨床症例を経験することにより、充実した卒後初期臨床研修ができるように配慮したプログラムになっている。診療科目は内科・消化器内科・循環器内科・呼吸器内科・腫瘍内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・産婦人科・耳鼻咽喉科・眼科・麻酔科・精神科・心療内科・泌尿器科・リハビリテーション科・病理診断科・総合診療科

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