📒開催報告|2026.1.28 臨床医学勉強会
2026年01月30日

✏️1月28日(火)、今年度最後のHCFM臨床医学勉強会を開催しました。
今回のテーマは
「あなたはこの患者さんを適切に究明につなげられますか?~僻地診療所の救急マネジメント~」
寿都町立寿都診療所の今江章宏先生に、いかに限られた状況で的確に救命に繋げていけるか、当時の臨場感を疑似体験できるようなプレゼンテーションを展開して頂きました。
60代男性、職場のトイレでうずくまっているところを発見。20分前まで元気だったのに突然の意識朦朧。JCS I-3、BP 110/60、脈拍50/分という一見「安定している」ように見えるバイタルサイン。しかし、冷汗と冷たい四肢…この「違和感」が何を意味するのか?
「突然最大」の発症様式が血管病変を示唆する重要性。意識障害なのに血圧が上がらない、徐脈がある…この組み合わせの意味。Semantic Qualifierを用いた臨床推論のプロセス。限られたリソースでの「緊急性判断」と「適切な転送」のマネジメント。
CTが夜間稼働していない僻地診療所で、いかに数分以内に方向性を決め、命を繋ぐバトンを渡すか。今江先生のマネジメントにより、患者さんは適切かつ迅速な搬送先選定を経て、緊急手術で一命を取り留めることができました。
「すべての検査結果が揃うのを待っていては、救える命も救えない」 この言葉が胸に刺さります。学生・研修医の皆さんからも鋭い質問が多数出て、参加したチューターとしても非常に学びの多い時間となりました。今江先生、ありがとうございました!
次年度も皆さんに「実践知」や「臨場感」、「参加感」を味わって頂けるような企画を検討していきますので、応援のほど宜しくお願い致します!