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総合診療専門医・家庭医療専門医コース フェローシップコース キャリアチェンジコース
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フェローシップコース

コース概要

HCFMのフェローシッププログラムは、家庭医療専門研修の修了者、あるいはそれ相当の方を対象として、家庭医療学・経営・医学教育・臨床研究の基盤を固めながら、診療所の運営責任者・研修指導医(プログラム責任者)・臨床研究者といったさまざまな専門性をニーズに合わせて深めていきます。こうした専門的で深い学びを通じて、受講者らが今後の日本の家庭医療発展の中核となる人材へと成長していくことを意図したプログラムです。

なお、フェローシップ受講要件を満たさない方でも、将来的に受講を希望される方には「キャリアチェンジコース」にて、各種サポートを行っています。

フェローシップの魅力

01

ニーズに合わせたモジュールの選択

フェローシッププログラムは、『家庭医療学コア』『経営』『医学教育』『臨床研究』の4領域で構成されています。
『経営』『医学教育』『臨床研究』の3領域については、基礎と応用の2つのモジュールに分けられます。
受講者は『家庭医療学コア』と基礎を必修とした上で、個別のニーズに応じて『経営』『医学教育』『臨床研究』の応用についてを1つ以上選択します。もちろん、4領域すべてを受講することも可能です。受講モジュールと期間は、受講中に変更することも可能です。

02

グループ学習と現場を往復できる学習環境

4領域それぞれにおいて、テレビ会議システムを活用したオンライン学習や合宿を利用しながら、理解をさらに深めるための実践の場を提供します。学習と実践の往復によって、学びを深めます。

03

座学・実践で終わらない深い学びのための省察

遠隔講義による座学と現場での実践を反復するのに当たり、目標設定と豊富な省察の機会を設けています。 省察を交えることで、4領域の内容を単なる座学や実践に留めず、受講者の人間的側面と統合した学びにまで深化させることを目指します。

04

修了後の多様なキャリアと
修了生同士の生涯学習ネットワーク

フェローシップ修了生はHCFM組織内外を問わず、診療所・病院のサイト責任者、医院継承や新規開業、教育プログラム責任者・教育専任者、研究者などの立場で幅広く活動しています。 また、フェロー修了者のネットワークに加わり、修了生企画などを通じて、お互いの修了後の活動や学びを共有する機会があります。

フェローシップコースの詳細説明はこちら

施設一覧

ローテーションについて

原則、ひと施設での勤務となります。

フェローの1日と年間スケジュール

フェローの1日(例)

8:30 朝礼
8:40 クリニック内で患者情報など情報共有
9:00 外来診療
12:30 昼休み(医局カンファ・
多職種カンファ)
14:30 訪問診療
講義なし 講義あり
17:00 自己学習 フェロー講義
1コマ目
17:30 指導医と振り返り
18:00 帰宅
18:30 フェロー講義
2コマ目
20:00 帰宅

※上記は一例のため、研修施設等によって異なる場合がございます。

※講義は毎月3〜4回のペースで、3時間の TV 会議(1.5時間×2コマ)

【その他の予定】

月2回 8:00-8:30 JournalClub(任意)
月1回 指導医勉強会

年間スケジュール

4月
フェローフォーラム
9月
フェローフォーラム(HANDS共催)
12月
指導医勉強会
3月
修了審査
修了式【修了者のみ】

※フェローフォーラム: 日常のWEB会議学習では得難い、グループワークを中心とした学びを深める場(HCFM フェローシップの修了生による活動紹介と教訓の共有を踏まえた交流機会、学び合い教え合う文化を育む)

※JPCA:日本プライマリ・ケア連合学会

修了生の声

髙石 恵一
Takaishi Keiichi

○中札内村立診療所 所長(2024年現在)
○北海道白糠町出身。札幌医科大学卒。

Q . これまでのキャリアは?

A . 初期研修医として勤医協中央病院へ勤務後、2016年にHCFM専攻医として入職。帯広協会病院、上川医療センター、北星ファミリークリニックで研修し、2020年に寿都診療所でフェローシップ開始、2021年に中札内村立診療所にてフェロー修了。現在に至る。

Q . フェローシップを選択した理由は?

A . 北海道地域枠1期生であり、将来北海道の郡部で地域医療を担いたい!と強く思っていたことから、専門研修を終えて家庭医療専門医を取った暁にはHCFMを離れて、義務年限を終えるまではひたすら地域医療を…と思っていました。しかしとある指導医から、「フェローシップまで修了して家庭医として1人前。診療が十分できても、上に立っていく立場になれば経営や教育で悩むことが増える。特に診療所で今後もやっていきたいのなら、フェローシップを修了することが必須。」と言われ、フェローシップまで選択することを決めました。

Q . フェローシップを選択するにあたって不安に思っていたことは?

A . 毎回の課題をこなしていけるのか、日常診療やプライベートと両立が可能なのか、という不安がありました。結局、「十分余裕をもって」と言えるほどの両立はできませんでしたが(笑)、フェローシップ期間の『日々マルチタスクをこなす』という経験は、マルチタスクが当たり前の所長業務に日々活きています。

Q . ズバリ!HCFMフェローシップの魅力とは?

A . HCFMだから学べる濃厚な家庭医療学パート。他に類をみない、診療所経営のプロから直接学べる経営パート。日常の実践について、同期も含めてのディスカッションとの往復で深い学びになります。4者振り返りが非常に濃厚。

Q . 現在の業務に役立っているフェローシップの知識は?

A . 経営の考え方全般ですね。他には、振り返りで深く考察した経験は、日々の後輩の教育・振り返りに活かせています。実は、フェローシップ修了=学んだ内容をすべて会得できた、というわけではなく、フェローシップを終えた現在でも、当時の資料を見返し、さまざまな実践に役立てています。

Q . フェローシップの選択を迷っている方へメッセージを!

A . 学びのエッセンスが詰まり切った全国でも類を見ないHCFMフェローシップを修了すれば、診療のみならず経営や教育にも少し自信を持つことができるかも。
全国に広がる多数のHCFMフェローシップ修了生との貴重な繋がりも生まれますよ。皆さんがHCFMフェローシップの門戸をたたいてくださり、共に学び合うことができる日を楽しみにしています!

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